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THE PAGE 6月9日(火)12時50分配信
女子サッカーのワールドカップの1次リーグC組、日本対スイスが現地時間8日、カナダの
バンクーバーで行われ、日本は、前半に宮間のPKで奪った1を守り1-0で白星発進した。
残るカメルーン(ランキング53位)、エクアドル(ランキング48位)の2チームは、日本との実
力差が大きく、リーグの1位通過が濃厚となる大きな1勝となった。1位通過となれば、アメリカ、
ドイツという優勝候補と決勝までぶつからない組み合わせとなる。
日本は初戦にグループリーグ最強のスイスを迎えた。W杯予選では9勝1分で無敗。53得点
1失点という得点力も守備力も見せ付けた内容で突破してきた。FIFAランキングは、19位だが、
佐々木監督は「ヨーロッパで3番手のチーム」と要注意マークをつけていた。佐々木監督は、
その重要な一戦に、W杯6度目出場、国際Aマッチ出場が200試合目となる澤をスタメン起用。
右サイドバックにW杯初出場の有吉、フランスでプレーしている宇津木を左サイドバックに使い、
安藤、大儀見のツートップの「4-4-2」のシステムで臨んだ。
日本は、いつもの、なでしこ流のサッカーをさせてもらえない。強いプレッシャーを受け、
ディフェンスラインが押し込められる。中盤を支配して、ボールをつなぎ、チャンスを伺う
という日本のリズムで運べない。佐々木監督が「ラインを上げろ」という再三にわたって
指示を送ったが、スイスのパワーに対して、受身となり、セカンドボールも拾えない。
前半11分には、11分中盤からドリブルで長い距離を突破され、縦へのパスを出された。
それを受けたバッハマンとGKの山根が1対1になってしまった。これを山根が、好セーブで
防ぐが、嫌なスペースの使われ方となった。
日本は、カウンター、両サイドをつかっての突破、宮間のロングクロスなど、多彩な
攻撃パターンでスイスを揺さぶる。前が空いたと見るや、ミドルシュートも積極的に打つ。
14分には宮間、22分には澤も遠くからシュートを放つが、いずれもゴールに嫌われた。
ゲームが動いたのは、26分。
大儀見のパスに反応した安藤がディフェンスの裏をとって飛び込む。右足でシュートを
試みたが、飛び出てきたGKテルマンが、直後に激突してきたため、イエローカードが
出されてPKを獲得。そのチャンスにキャプテンの宮間が、冷静に左隅にグラウンダーで
シュートを決めて先制点を奪った。しかし、安藤は、負傷退場。W杯初代表の菅澤がピッチへ。
前半のボール支配率はスイスの54%に日本の46%。先制はしたものの主導権を握ったとは
言えない、厳しい展開で、ゲームは後半へ入った。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
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