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人事が会社の未来を決める
フジテレビの幹部人事は、亀山社長の意向もあるだろうが、ここでも最終決定権を持つのは日枝氏であることを、社員なら誰でも知っている。
日枝氏との一問一答を続けよう。
―大多亮氏が編成制作を外れる。この意図は何か。
「彼が担当するデジタルコンテンツ事業は今、うちの稼ぎ頭なんです。企業として、一番の稼ぎ頭に力を入れるのは当然のことでしょう」
―事実上の更迭だという声もある。
「そんなことは全くないですよ。業界的にそういう見方をする人がいるのでしょうが、それは違う。
業績を見れば分かることで、これからは時代に合ったことをやっていかなければならない。
彼の今までの実績と経験を評価し、これから重要になるデジタルコンテンツに専念してもらう考えです」
―鈴木克明氏が専務に昇格した。何を期待しての人事なのか。
「今、うちは朝の情報番組を全部生放送でやっている。これからの時代、情報は重要な部分となりますから。時代に合わせてやっていかないと」
―今回、その他にも多くの人事異動が発表された。ここ数年、テコ入れが思うように進んでいないように見える。
「編成は、今回の人事ですぐに何か結果が出せるということでもない。ただ、今の大課題としてはやはり編成部門。
確かにここ3年ほど、視聴率は低迷しています。
社内でも言っていますが、今、フジテレビは我慢のときなんです。これから巻き返していこうという思いでやっています」
人事が会社の未来を決める。それはテレビ局においても同じだ。
だが、30年近く君臨する「天皇」が人事を決めていること自体が、健全ではないのは明らかだろう。
「週刊現代」2015年6月6日号より