15/05/14 01:09:06.35 XntbvpjB0.net
>>276
少ないクロス数でトップスピードに乗せられるのがよいスケーティングです。
荒川静香
誰も知らなかった
知って感じるフィギュアスケート観戦術
第6章 ソチオリンピックでの戦いはここに注目
浅田真央対キム・ヨナの戦いをどう見るか
P167の5行目~12行目
『ヨナは、ルッツなどに入っていくときにすごいスピードを出すのですが、ステップなどはあまり踏んでいないので、トランジションはあまり高い点が出ません。
また彼女がスピードを出すときは、それなりの歩数を使い助走しています。歩数が少なければ、スケーティングがうまいな、という印象を与えるのですが、彼女の場合はそのスピードに見合うだけの歩数をしっかり踏んでいます。
苦手なジャンプの前にはやはりスピードが落ちるのですが、それをいかにも苦手そうに見せずに、演技の中で緩急をつけているように見せているのです。それが彼女のプログラムにメリハリを与えています。』
P167の13行目~P168の5行目
『一方、浅田選手は、ヨナよりも体に柔軟性があり、スパイラルやスピンのポジションが美しい。ステップなどもすごくうまい選手だと思います。
難しいことをさりげなくこなしてしまうので、あまり難しいことをやっているという印象を与えないかもしれません。
スピードに関して言うなら、プログラム全体を通してあまり緩急がなく、演技中にものすごくスピードを出している、という部分はありません。
でも彼女は常に姿勢が美しく保たれて、スケーターとしての天性の美があります。』