15/05/14 00:52:42.21 XntbvpjB0.net
>>174
そうですね、しっかりと指摘されています。
荒川静香
誰も知らなかった
知って感じるフィギュアスケート観戦術
第6章 ソチオリンピックでの戦いはここに注目
浅田真央対キム・ヨナの戦いをどう見るか
P167の5行目~12行目
『ヨナは、ルッツなどに入っていくときにすごいスピードを出すのですが、ステップなどはあまり踏んでいないので、トランジションはあまり高い点が出ません。
また彼女がスピードを出すときは、それなりの歩数を使い助走しています。歩数が少なければ、スケーティングがうまいな、という印象を与えるのですが、彼女の場合はそのスピードに見合うだけの歩数をしっかり踏んでいます。
苦手なジャンプの前にはやはりスピードが落ちるのですが、それをいかにも苦手そうに見せずに、演技の中で緩急をつけているように見せているのです。それが彼女のプログラムにメリハリを与えています。』
と書かれてありました。
荒川静香さんは、ソチシーズンのキムヨナさんのプログラムのウィークポイントとして
・得意なルッツなどのジャンプの前にステップなどの繋ぎがあまりない(それでトランジションはあまり高い点が出ない)
・スピードを出すときは歩数をしっかりと踏んでいる(ゆえにスケーティングがうまいという印象を与えない)
・苦手なジャンプの前にはスピードが落ちる
の三点を上げられています。
特に、演技構成点であるPCSの5項目の中の一つであるトランジションについては「ステップなどの繋ぎが薄いので高い点が出ない」とはっきりと言い切っておられます。
にもかかわらず、ソチオリンピックではスケーティングスキルはSPとFS共にトップ、トランジションはSPがコストナーに次いで2位、FSはソトニコワと並んで同率トップの点数が与えられていましたが。
荒川静香「無駄な助走が多いのはいけない。クロス数はスケーティングスキルに反映される」
URLリンク(www.youtube.com)
(パトリックは)少ないクロスの助走で最大限のスピードまでもっていけてしまうんです。
だいたい多くの選手がトップスピードにもっていくまでに三歩以上踏んでしまうことがあるんですけど、
チャン選手の場合はひとつの演技の中で三歩以上踏むことが殆ど無いのが評価されている要因でもあるんですね。
それがスケートの伸びやかさだとかスピードに反映されている。