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☆女子大生力士、めざすは世界の頂点 小柄だけど技で勝負
女子相撲の世界ジュニアチャンピオンが今春、立命館大(京都市北区)の相撲部に入部した。日本代表として、年齢制限のない世界大会で優勝することを目指し、
日々厳しい練習を重ねている。
静岡県浜松市出身の野崎舞夏星(まなほ)さん(19)。立命館大スポーツ健康科学部(滋賀県草津市)でスポーツ分野の栄養学や医科学などを学んでいる。
右京区にある稽古場で週6日、午後6時半からの約2時間、練習に励む。スポーツウェアの上からまわしを付け、男女の部員たちを相手に、突っ張りや押し出し、
投げ技などの稽古を繰り返す。筋力トレーニングにも余念がなく、ベンチプレスを50キロまで上げられるようになった。
相撲との出会いは小学1年の時。当時通っていたレスリングジムの生徒たちで地元の「ちびっこ相撲大会」に出場したのがきっかけだ。
自分より体の大きな男の子に勝つことに楽しさを覚え、のめり込んだ。
身長160センチ、体重60キロと相撲部員としては小柄だが、レスリングの経験を生かした素早い足取りや下手投げが持ち味だ。
野崎さんは昨年、台湾の高雄市で開かれた第4回世界ジュニア女子相撲選手権大会の軽量級で優勝。同階級としては、日本人で初めて世界一に輝いた。
これまでは相撲とレスリング、柔道の三つの競技を掛け持ちしてきたが、優勝を機に「最も結果が出せそうだ」と考え、相撲に専念する決心をし、
男子相撲の強豪校、立命館大相撲部の門をたたいた。
現在、相撲部員は13人。うち女子部員は野崎さんを含め4人だ。4年生には、同じ静岡県出身でシニアの全国大会で優勝経験がある山中未久(みく)選手もいる。
野崎さんがあこがれ続けてきた選手だ。
7月25日に岐阜県郡上市で開かれた全日本女子相撲郡上大会では、山中さんと共に3人一組の団体戦に出場し、大将を務めた。
個人戦では軽量級に属する野崎さんだが、相手チームの重量級の大将を破って同部を初の日本一に導いた。
「今まで勝てなかった相手に勝てて自信がつきました」。手応えを感じていただけに、8月30日に堺市であった国別対抗の世界女子相撲選手権大会で
日本代表に選ばれなかったのは、少しこたえた。
それでも野崎さんは前を向く。今、相手を押し出すといった基本練習に加え、将来世界で勝つための対策も練っている。
相撲部の練習の合間に、同じ大学のレスリング部の練習に参加している。海外の選手は相撲という型にとらわれず、レスリングや柔道などの組み技を多用してくる傾向が強い。
自身にも同様の技術が必要だと感じている。「日本代表に選ばれるような選手になって、世界の舞台で自分より強い相手に勝ちたい」
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2015年9月26日16時28分
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