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26日放送の「ひるおび！」（TBS系）で、元厚生労働省医系技官で医師の木村盛世氏が、
中東呼吸器症候群（MERS）の感染が拡大する韓国の現状について
「疲れたんじゃない？」と投げやりともいえるコメントをする場面があった。
この日の番組は、韓国で流行が続くMERSの現状について伝えた。
感染者は先週より8人増加した181人となり、死亡者は3人増加の31人となった。
またその一方、隔離対象者は3700人減少の2931人であるという。
木村氏は隔離対象者の数が激減した理由について、潜伏期間の14日間を過ぎたことや、
最初のMERS確定から1カ月以上たち、感染の可能性がある人を追跡しきれない状態である可能性を示した。
司会の恵俊彰が「追跡しきれない状態？」と尋ねると、
木村氏はそもそも「接触者」の定義があいまいなのだと指摘。
「隔離がどの程度の科学的根拠を持って、意味がある対策なのか、全然分からない」とし、
「その辺も韓国当局も分かっているから、やっぱり疲れたんじゃないですかね？」と投げやりともいえる表現を使って話した。
この発言にスタジオはざわつき、
恵は「先生、『疲れた』は何か意味がちょっと違うニュアンスのような気がしますが…」と戸惑いをみせていた。
また木村氏は、MERSの影響で航空機230便が欠航することについては、
人の動きが止まることによって経済も止まってしまうとし、航空会社の判断を批判した。
木村氏は、「意味のあることなら良いけれども完璧に防げる代物じゃないのに負のファクターが前面に出てしまう」と話し、
欠航は日本にとってマイナスの影響の方が大きいとの見方を示した。
(トピックニュース)
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