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5月11日、政府の審議会で軽症患者の救急車利用の有料化が提案された。
それについて翌日、麻生太郎財務大臣は「一つの考え方だ」と、将来の救急車有料化の可能性を示したのだ。
麻生大臣は続けて、「酔っ払ってひっくり返ったら救急車(を呼ぶ)という話がある。
タクシーで自分で払え、当たり前だという話は何十年も前からある」と、救急車の“乱用”について指摘した。
麻生大臣がいう通り、軽症であるにもかかわらず救急車を呼ぶ人が多いことはかねてより問題視されていて、
現場の医師や看護師からは、混乱の声があがっている。関東にある救急病院勤務の医師は言う。
「うちでは年間2000件近くの患者さんが救急車で搬送されます。
そのうちの約8割ははっきり言って救急車に乗るほど重症ではありません。
軽症の救急患者が増えることで、重症患者が後回しにされたり、到着時間が遅れたりするなどの問題も起こっています。
『#7119』に電話をすると24時間いつでも『救急車を呼んだほうがいいかどうか』の相談にのってくれるので、
この番号が活用されるといいですね」
実際、消防白書(平成26年版)によると2013年の救急車出動件数は過去最多の590万件。
10年前に比べて約22%も増加している。
救急搬送者も過去最多の534万人で、半分近くを軽症患者が占める。
緊急性がなく自分で病院に行ける場合は、他の交通機関を利用するのが暗黙のルールだが、なかには、
「ゴキブリを見て不安になったから」、「診察時間に間に合わないから」、
「病院の待ち時間がイヤなので」、「途中でコンビニに寄ってほしい」などというトンデモ事例が数多くある。
※女性セブン2015年6月11日号
ソース
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