17/11/24 13:18:20.13 l3Ykxwlx.net
[アンカラ 23日 ロイター] - エルドアン・トルコ大統領の首席経済顧問であるセミル・エルテム氏は23日、ロイターのインタビューで、同国中央銀行はいつでも利上げが行えると強調した。
通貨リラの急落に歯止めをかける狙いがある。
エルテム氏は「インフレ見通しが悪化すれば、中銀はいつでも利上げできる。12月14日の(次回政策)会合を待つ必要もない」と述べ、中銀は臨時会合での利上げも辞さないとの見方を示した。
「大統領は、中銀が実際の政策運営面で独立性を持つことを問題にはしていない」とも述べた。
リラは9月半ば以来、対ドルで17%近くも下落。トルコと米国の関係悪化や双子の赤字に加え、中銀の独立性と利上げに反対してきたエルドアン大統領の姿勢が投資家に嫌われたためだ。
ただトルコ中銀はこれまで、リラが極端に売られた際には大幅な利上げを行った実績もある。
中銀は21日、通貨防衛を目的に、市中銀行による銀行間市場での翌日物借り入れ限度を引き下げ、流動性を引き締める措置に出た。
しかし投資家は、小幅な政策調整ではなく、直接的に政策金利を引き上げる必要があると見ている。
リラ<TRYTOM=D3>は22日に過去最低の1ドル=3.9800リラまで下がっていたが、エルテム氏の発言が伝わると反発した。