14/07/01 01:40:48.79 aG/1OVX90
ほ
215:名も無き被検体774号+@転載は禁止
14/07/01 08:02:30.11 3PA4aD0TO
☆
216:名も無き被検体774号+@転載は禁止
14/07/01 14:01:53.56 0qN6OxCvi
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217:名も無き被検体774号+@転載は禁止
14/07/01 19:56:11.38 XHQsidA20
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218:名も無き被検体774号+@転載は禁止
14/07/01 22:13:03.29 RkcqEJJ30
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219:名も無き被検体774号+@転載は禁止
14/07/02 02:19:21.70 Ae46Y/Xr0
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220:1 ◆Vwu55VjHc4Yj @転載は禁止
14/07/02 09:45:09.80 HIfWSapb0
剣士「魔導師」
魔導師「は、はい」
剣士「『向こう側』では、后の炎で光の剣を鍛え、俺の力を注ごうとした」
魔導師「……はい」
剣士「だが結果……俺の中に光が吸い取られる様に見えた、んだったな」
青年「……おい」
魔導師「そう……です」
剣士「俺が全てを思い出し、実際に光の剣を……完璧に戻したのは」
剣士「……勇者が、魔王になってから」
魔導師「……はい。勇者様が黒髪の魔王様と対峙され、倒された……否」
魔導師「新たな魔王となられる時の衝撃で思い出された……んだと思います」
剣士「…… ……」
勇者「……剣士? 何を……」
剣士「心配するな。俺は……『向こう側の俺』と違って」
剣士「記憶が無い状態、の侭だ」
勇者「え?」
剣士「……知識として知っている、に過ぎない」
青年「……とは言え、だ。急にそんな話をしだしてさ」
青年「物騒なこと、企んでるんじゃないかって、心配するのは……」
剣士「当然とは言わんが……理解は出来る」
221:1 ◆Vwu55VjHc4Yj @転載は禁止
14/07/02 10:16:35.31 HIfWSapb0
幼稚園から呼び出しがorz
ごめん、中断!
222:名も無き被検体774号+@転載は禁止
14/07/02 16:13:03.90 WZ6zG0SAi
なんだろ
大したことじゃないといいね
223:名も無き被検体774号+@転載は禁止
14/07/02 18:37:31.27 o3othDBt0
お熱とかかな?
224:名も無き被検体774号+@転載は禁止
14/07/03 02:10:00.79 igARs6ReO
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225:名も無き被検体774号+@転載は禁止
14/07/03 07:57:03.09 P9JpXXmd0
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226:1 ◆Vwu55VjHc4Yj @転載は禁止
14/07/03 11:18:45.74 zvdR+UZq0
勇者「剣士…… ねえ、やめて、よ?」
剣士「……魔導師、作業を続けてくれ」
魔導師「大体の想像はつきます。でも……無理です、剣士さん」
魔導師「僕には……出来ない」
勇者「…… ……」ホッ
青年「まだ早いんじゃない、勇者様」ボソ
勇者「え?」
魔導師「確かに、鍛冶師様の道具は持ってきました……でも」
魔導師「採掘できたと仮定しても、此処で剣を鍛え直す事はできません」
剣士「…… ……」
魔導師「道具も、火も……足りません。だから……」
剣士「……鍛えた剣に俺が触れ、向こう側を繰り返す、と言いたいのだろうが」
青年「このままでも充分、って言いたいのか」
勇者「!?」
剣士「何故光っているのか。俺が『欠片』で『魔王達の残留思念』そして」
剣士「……『光の剣』自体の欠片でもあるのなら」
勇者「え!?」
剣士「……でなければ、向こう側で俺が消滅し、剣が直った事実を」
剣士「どう説明つける」
魔導師「……今の侭で充分だと言うのなら、どうして僕に作業を続けさせるのですか?」
剣士「念のため、だ。俺の考えが……もし、真実に近いなら」
剣士「剣は……俺は、覚えて居るはずだ」
青年「? 何をだ」
剣士「……この鉱石が一時期、『一緒であった事』」
勇者「だ……ッ だから、って!」
剣士「推測だ。だが、試せる事があるのならばやってみるべきだろう」
剣士「……ずっと思っていた。今も思っている。気持ちはありがたい」
剣士「だが…… ……それに甘んじる事はできん」
227:1 ◆Vwu55VjHc4Yj @転載は禁止
14/07/03 11:28:29.77 zvdR+UZq0
剣士「『魔王を倒す』……記憶の無い俺には、それしかない」
魔導師「…… ……」
スタスタ、コンコン……
勇者「魔導師!?」
魔導師「……僕も一緒です。勇者様もでしょ?」コンコン……サラサラ
魔導師「魔王を倒す者…… ……それが『勇者』です」
青年「魔導師!」
魔導師「……どうして、癒し手様は亡くなったのです」
青年「!?」
魔導師「本当ならばもう少し、生きられた……否、エルフの長であれば」
魔導師「実際のご寿命だったのかもしれません。でも」
魔導師「……何を思って、貴方に託したのです、青年さん」コン……
青年「…… ……ッ」
剣士「……勇者、光の剣を」スッ
勇者「……ッ」ガシッ フルフル
剣士「駄々をこねるな…… ……お前は、世界を救う勇者だ」
剣士「あれほど、何度も言っていただろう」
剣士「『私は魔王に等なりたくない』と」
勇者「…… ……ッ」ポロポロ
青年「…… ……」
魔導師「……駄目ですね。どれだけ削っても一緒だ」フゥ
剣士「形にはならんか……」
魔導師「本当に……凄いお方だったのだ、と想像はつきます。鍛冶師様……」
青年「…… ……」
剣士「……勇者」
勇者「!」ビクッ
剣士「俺達だけじゃ無い。お前の親だけでも無い」
剣士「……紫の魔王に関わった全ての者達……どんな思いで」
剣士「親しみを覚え、傍で共に過ごしてきた者達が」
剣士「……『魔王』を倒し、『世界』を救えと」
勇者「…… ……」
剣士「口にしてきたか……もう一度、考え……否」
剣士「『想って』……見て欲しい」
勇者「…… ……」ポロポロ
228:1 ◆Vwu55VjHc4Yj @転載は禁止
14/07/03 11:47:53.35 zvdR+UZq0
魔導師「剣士さん、これを」スッパラパラ……
剣士「…… ……」ギュ
青年「握りしめたからって、何か変わるのか」
魔導師「……考えつく限りをやってみるのは、悪い事じゃ無いでしょ」
勇者「ど……ッ どうやって、帰るの!?」
青年「!?」
勇者「剣士が居ないと船、動かせないよ! そ、それに……ッ」
勇者「わ、わたし、私達は、仲間でしょ……!?」ボロボロボロ
魔導師「……勇者様」
青年「…… ……」
剣士「船の運転ならば、青年でも出来る。それに……」
勇者「て、転移は!? 転移なんて……!」
青年「勇者様、こんな時に……!」
魔導師「シィ…… ……引き留めたい、のは同じでしょう」
青年「…… ……」
魔導師「僕達じゃ、無茶苦茶な……我が儘なんて、口に出来ないでしょ」ボソ
青年「…… ……ッ」
剣士「勇者」
勇者「……ッ」
剣士「願えば叶う」
勇者「……ッ う、ぇ……ッ」ウワアアアアアア
剣士「……光の剣を。勇者」スッ
勇者「……ッ ゥ、う…… ……ッ」スッ
青年「剣士! 待て……ッ」
魔導師「青年さん、お情際悪いですよ」
青年「魔導師、お前……ッ」ハッ
魔導師「…… ……」ポロポロ
剣士「…… ……」
勇者「……剣士」
剣士「……?」
勇者「決心が鈍る前に、早く……ッ」
剣士「……ああ」
青年「勇者様、僕の後ろに……何があるかわからないから」
勇者「う、うん……」
魔導師「……では、剣士さん……柄を握って………願ってください」
剣士「…… ……」ギュ……!
チカチカ……パァ!
229:1 ◆Vwu55VjHc4Yj @転載は禁止
14/07/03 11:48:56.87 zvdR+UZq0
お昼ご飯とおむかえー
昨日はごめん。七夕の笹貰いに行く日なの忘れてたorz
幼女は元気です……
230:名も無き被検体774号+@転載は禁止
14/07/03 14:06:25.54 MjR710Sui
そいつぁうっかりだね☆
231:名も無き被検体774号+@転載は禁止
14/07/04 01:21:32.21 f1qhj3ns0
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232:名も無き被検体774号+@転載は禁止
14/07/04 07:09:22.74 rrLUqEQCO
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233:1@もしもし ◆Vwu55VjHc4Yj @転載は禁止
14/07/04 17:54:08.14 oaN5Wsad0
風邪引いてます( ゚д゚)
234:名も無き被検体774号+@転載は禁止
14/07/04 20:28:16.49 9UP6cdTN0
お大事に。