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ヘビは水中ではなく陸上で進化、米論文
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ドイツ北部シュプリンゲ(Springe)の野生動物公園で飼育されるヘビ「ボア・コンストリクター」(2011年5月12日撮影、
資料写真)。(c)AFP/JULIAN STRATENSCHULTE
【7月30日 AFP】ヘビは水中ではなく陸上でその独特な体に進化し、地面に掘った穴の中で生息していたトカゲの
子孫である可能性が高いことが、7000万年前のヘビの化石標本を分析した米研究チームの研究で明らかになった。
米国の生物学者らからなる研究チームは、「Coniophis」という生物の顎や歯、脊椎のかけらを詳しく分析した。
結果、この生物は最も原始的なヘビであり、トカゲからヘビへの進化の過程のカギを握る「ミッシング・リンク」である
との結論に至ったという。
Coniophisはヘビのような長く伸びた胴体と鉤(かぎ)状の歯、そしてトカゲに似た頭部を持っており、トカゲとヘビの
中間に位置する生物とみられている。地面に穴を掘る習性があったと思われることから、陸生のトカゲから進化した
可能性が高いという。
軟らかい体をした中型動物を餌にしていたとみられているが、現代のヘビのように自分の体の何倍もの大きさの
獲物を丸のみすることができる柔軟な顎は持っていなかった。
英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された論文の共同執筆者、米エール大学(Yale University)のニコラス・
ロングリッチ(Nicholas Longrich)氏によれば、Coniophisの体には恐らく小さな脚が付いていたが、見た目はトカゲ
よりヘビに近かっただろうという
AFPBB News 2012年07月30日 11:24 発信地:パリ/フランス
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A transitional snake from the Late Cretaceous period of North America
Nicholas R. Longrich, Bhart-Anjan S. Bhullar & Jacques A. Gauthier
Nature doi:10.1038/nature11227