12/07/20 20:39:09.80 +cRN+Kwc0
※日記より※
家に帰って母さんに初めて頭を下げた。家族としてじゃなくて、一人の人間として。
いじめられてることがカッコ悪いと思ってた。
家に居ることでいじめられないなら、それでいいと思ってた。
腐っていたのは周囲の人たちじゃなくて、自分だって気づいた。勝手に腐って、勝手に膨れて周りのことを何も考えてなかった。
「親だから何でも話をして欲しいなんて言わないし、何でも理解出来てるなんて思ったりもしない。
ハル君が悪いことをしたなら、お母さんはいくらでも頭を下げるけど、悪いことをしてないってわかってるときは頭なんて絶対下げない。
逃げることだって勇気だし、大切だと思う。誰だって傷つくことは怖いし、傷つけられることだって怖い。
怖いってわかっていて立ち向かえなんてこと、言わない。一人で頑張ってたことも知ってるし、今回のことだって頑張ったって思うよ。
これからは辛いって思ったらすぐに助け求めていいんだよ。
うちには父親いないけど、その分お母さん頑張るから。
ハル君、トモ君守ってくれてありがとう」
今になって中学のときの日記を読み返すとかなり恥ずかしいけどな。
母さんに言われたことを逐一書いてる自分もなんだかなぁ…。
だけど、多分このとき、トモとか家族とか守れるんだ。俺って思ったような気がする。