15/12/29 17:07:16.34 3nKwff1z0.net BE:586999347-PLT(15931) ポイント特典
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岸田外相は日韓外相共同記者会見で、「慰安婦問題は軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であり、日本政府は責任を痛感している」と発言。
軍の関与を認めた平成5年の河野洋平官房長官による談話と同趣旨だが、懸念する声もある。
拓殖大の藤岡信勝客員教授は、「女性にひどい扱いをしたという否定的文脈で、
『軍の関与』が語られるのを正すのが安倍晋三政権に期待されていたのに、逆に強制性をにおわせる記述の固定化につながりかねない」と不満をあらわにした。
文科省では現在、高校低学年用の教科書検定が行われているが、教科書会社から今後、今回の合意内容を反映させるための訂正申請が出される可能性がある。
文科省関係者は「合意内容を追加する程度の変更ではないか」との見方を示すが、
ある教科書会社幹部は「岸田外相の公式発言をとらえ、軍の関与をことさら強調して記述するケースが出てくる可能性がある」と話している。
高校・日本史教科書「連行」の記述残る
慰安婦問題の記述は中学では下火だが、高校では大半の日本史教科書で採用されている。
文部科学省によると、中学では平成9年度から使用の歴史教科書で、慰安婦に関する記述が一斉に登場した。宮沢喜一内閣の河野洋平官房長官が、
元慰安婦に「心からのおわびと反省の気持ち」を表明した5年8月の談話発表などを受けた対応とみられる。
その後、中学校段階で慰安婦について教えることは「成長の発達段階としてふさわしくない」などの意見が国内で拡散。
16年度検定以降、中学歴史教科書から慰安婦の記述は消えたが、28年度から慰安婦の記述のある歴史教科書が一部の中学校で使用されることになった。
社会科教師ら30人が執筆陣となった新参入の学び舎の歴史教科書だ。
日本政府は慰安婦問題について、「政府発見の資料の中には軍や官憲によるいわゆる強制連行を示すような記述は見当たらなかった」との見解を表明しているが、
教科書の中には「日本軍に連行され、『軍』慰安婦にされる者もいた」(清水書院日本史A)といった記述もある。
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