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専門家「丘陵地掘削で水害広範囲の可能性」 9月14日 1時36分
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鬼怒川の水があふれた茨城県常総市の若宮戸付近を金沢大学の専門家が小型の無人機
「ドローン」で調査した結果がまとまり、専門家は「川のそばの丘陵地を工事で掘削したことから
水害が広範囲に及んだ可能性がある」と指摘しています。
この調査は、防災が専門の金沢大学の藤生慎助教が12日、「ドローン」を使って上空から
川の水があふれ出した茨城県常総市の若宮戸地区周辺を調べました。
常総市の鬼怒川沿いには太陽光発電パネルが設置されていますが、水が流れ出した周辺を
上空から見ると、太陽光発電パネルと鬼怒川の間にある丘陵地が幅およそ150メートルに
わたって掘削され、木々も伐採でなくなっている状況が確認できたということです。
また、掘削されず丘陵地がそのまま残っている周辺と比べると、水害の規模が広い範囲に
わたっていることも分かったということです。
調査した金沢大学の藤生助教は、「丘陵地を工事で掘削したことで、そこにあふれた水が流れ込み、
水害が広範囲に及んだ可能性がある。川のそばの丘陵地は自然の堤防の役割を果たしている
ことを忘れてはいけない」と話しています。
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