15/02/26 20:49:43.39 D4XQn7kA0.net BE:586999347-PLT(15001) ポイント特典
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<成長の活路、やはりアップル>
「次の成長もアップル抜きには考えられない」。JDI幹部は厳しさを増す液晶事業の先行きについて、こう繰り返す。
同社が、成長の活路を求めたのは、中国のスマートフォン(スマホ)メーカーではなく、やはりアップル。
iPhone6は、最大市場になった中国でも好調。躍進する現地のスマホメーカーより高級ゾーンでシェアを伸ばしている。
アップル向けの液晶は、ジャパンディスプレイのほか、韓国LGディスプレイ(034220.KS: 株価, 企業情報, レポート)、シャープの3社が供給。
すでにシャープは、5.5インチ画面のiPhone6プラス用液晶の生産は行っておらず、アップル依存はむしろ減らす方向にあるため、
アップル向けはJDIとLGディスプレイとの一騎打ちの様相になっている。
JDIが増産に向け新工場の検討に入った理由のひとつは、部品調達をめぐるアップルの新たな動きだ。ある業界関係者によると、
アップルはこれまでバランスしていた部品3社の調達比率の変更に動いており、「第1サプライヤー」との関係を強化する方針に移りつつあるという。
JDIには、アップル向けシェアの多数を占める「第1」のポジション奪取に向けて、ここで供給力を一気に増強するねらいがある。
<アップルと資金交渉、「外販」もねらう>
液晶工場は、投資判断から稼働開始までに最低でも1年はかかる。また、新工場の稼働開始は、年末商戦のスマホ向けの液晶出荷が膨らむ
夏場に間に合うことが必須になるため、JDIが2016年のiPhone液晶の需要をねらうとすれば、
2015年4―6月期が投資判断としてぎりぎりのタイムリミットになる。
問題は2000億円にのぼる建設資金の確保だ。アップルは基幹部品の増産に必要なサプライヤーの設備増強にはこれまでも資金を支援しており、
JDIも新工場建設に同社から資金を引き出す交渉をしている。ジャパンディスプレイの前身である旧東芝モバイルディスプレイは、
能美工場(石川県能美市)の建設資金の多くをアップルから得ており、シャープの亀山第1工場(三重県亀山市)にもアップルの資金が入っている。
URLリンク(jp.reuters.com)