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「ニコ生のヘイトコメントは酷すぎる」 反人種差別団体が「ドワンゴ」に対策要請へ
排外主義的なヘイトスピーチや人種差別に反対する運動を展開している団体「のりこえねっと」
は1月5日、ニコニコ生放送で視聴者の「ヘイトコメント」(差別発言)が放置されているとして、
ニコ生の番組配信を一時中止する声明をホームページで発表した。近日中にニコ生を運営する
ドワンゴに対して、ヘイトコメントの排除対策を要請し、実現するまではニコ生を利用した
番組配信を中止する。
のりこえねっとは2013年9月、ヘイトスピーチに反対するために結成された団体で、日弁連
元会長の宇都宮健児氏やマンガ原作者の雁屋哲氏らが共同代表として名前を連ねている。自分
たちの主張を伝えるため、同年11月からほぼ毎週、インターネット生放送の最大手サービスと
いえる「ニコニコ生放送」で、ヘイトスピーチに抗議するインターネット番組を放送してきた。
ニコニコ生放送は、番組を見ている視聴者が画面上に「コメント」を投稿できるのが特徴だ。
批判的なコメントもそのまま表示されるため、のりこえねっとも「多少のヘイトコメント書き
込みは覚悟の上」だった。しかし実際には、「コメントの酷さは想像を超えるものだった」。
特に昨年11月、ヘイトスピーチに反対するデモ行進を生中継したときには、「朝鮮人 気持ち
悪い」「半島に帰れ」「全員しゃさつせよ」「愚民衣装で図々しく街歩くな」などのコメントが
数多く投稿され、「画面が真っ白になるくらいのヘイトコメントで埋め尽くされてしまった」という。
そのようなことから、ニコ生での配信を一時中止することにした。(以下略)
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