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<犬遺棄>佐賀県でマルチーズ18匹保護
2014年11月11日(火)11:29
佐賀県内で10月19日〜11月5日の2週間余りの間に、生きたまま放置された小型犬のマルチーズ計18匹が保護されたことが11日、県への取材で分かった。
県生活衛生課は「短期間に同一犬種がこれほど大量に県内で保護されたのは初めて。遺棄は犯罪行為であり、命を粗末にしないでほしい」と呼びかけている。
県によると、佐賀、小城、嬉野各市など県内8市町で相次いで発見され、保健所や警察に届けられた。いずれも首輪はなく、健康状態が悪かった。
これとは別に、動物愛護団体「ハッピーボイス」(佐賀市)によると、10月中旬〜11月初旬に放置されたマルチーズを個人が保護したケースもある。
遺棄の疑いがあるのは、県が保護した分と合わせ計約30匹に上る。うち2匹は佐賀県神埼市内で死骸で見つかっているという。
佐賀県の条例によると、保護されてから1週間、飼い主が見つからない場合、新たな飼い主を募集する。
現在、県が保護した18匹のうち13匹のマルチーズは新たな飼い主に引き取られた。残りの飼い主を募集している。
佐賀県生活衛生課は「保護した犬はできる限り殺処分しない」としたうえで「県外から持ち込まれた可能性もある。警察や近県と連携して対策を強化したい」と話している。【生野貴紀】
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