14/10/18 17:52:55.96 8BJE4gwY0 BE:586999347-PLT(15000) ポイント特典
sssp://img.2ch.net/ico/004.gif
ノーベル物理学賞の受賞が決まった中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授(60)は17日、都内で朝日新聞の単独インタビューに応じた。
授賞理由になった青色発光ダイオード(LED)の効率をさらに高める研究を進めており、省エネルギーに貢献したい考えを明らかにした。
ノーベル賞に値する発明を日本で増やすには、研究環境を大きく見直す必要があるとも指摘。
社員が発明した特許を「会社のもの」にする特許法改正には「猛反対する」と述べた。
ノーベル賞級の発明を増やすには 中村修二さん一問一答
LEDは白熱電球と違い、電気を直接光に変えるので効率がよく、劣化も少なくて寿命が長い。このため、照明だけでなく、
薄型テレビの部材などにも幅広く利用されている。いま取り組んでいる自らの研究については、
「製品化されたLEDは、投入電力に対して光として出力する効率が50~60%。これをなるべく100%に近づけたい」と語った。
具体的には、装置の構造や素材の製造方法を変えることで、効率アップをめざしているという。
中村氏は、LEDの発明の対価が少ないとして、研究員として勤めていた日亜化学工業(徳島県阿南市)を相手に訴訟を起こし、約8億円で和解した。
中村氏は「私の裁判を通じて(社員の待遇が)良くなってきたのに、大企業の言うことをきいて会社の帰属にするのは問題だ」と述べた。
政府の改正方針では、発明に対する報奨の支払いを企業に義務付けるが、「会社が(報奨を)決めたら会社の好き放題になる」と語った。
自らが研究活動をしている米国については、「科学者もみんなベンチャー企業を起こす。
そういう機会が与えられている」と述べ、日本と米国とでは、科学者らの研究環境が大きく異なることを強調した。
URLリンク(www.asahi.com)