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■ノーベル平和賞予測、「憲法9条保持する日本国民」浮上
10日にノルウェー・オスロで発表される2014年のノーベル平和賞の受賞予測に、
「憲法9条を保持する日本国民」が浮上した。受賞予測を毎年発表している民間研究機関、
オスロ国際平和研究所(PRIO)が3日、ウェブサイト上の予測リストを更新し、
それまで「欄外」だった「憲法9条」がトップに躍り出た。受賞への期待が高まりそうだ。
受賞予測リストは、①フランシスコ・ローマ法王②エドワード・スノーデン氏
③「ノーバヤ・ガゼータ」(ロシアの新聞)④ドニ・ムクウェゲ氏(コンゴ民主共和国の医師)
⑤マララ・ユスフザイ氏(パキスタン出身の女性の教育の権利提唱者)
が挙がっていたが、3日付でリストが更新され、フランシスコ法王が
「憲法9条」に差し替わった。他の4候補は順位が入れ替わっただけだった。
PRIOのハープウィケン所長(52)は3日、朝日新聞の取材に応じ、
「中立や不可侵、平和主義につながる原則を掲げる憲法9条は、
軍事的な紛争解決が多用される昨今において重要にもかかわらず、
十分に光が当てられていない。領土問題などアジアがはらむ将来の
紛争のおそれについても注目されるべきだ」と話した。
サイト上の予測コメントでは、安倍内閣が今年7月に踏み切った
憲法9条の解釈変更が「(アジア)地域で武力衝突の前触れになると
懸念されている」とし、「今こそ初期のノーベル平和賞が掲げた原則に立ち返るべき時だろう」と評していた
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