14/09/13 08:35:27.72 taBYJS6k0● BE:601381941-PLT(22121) ポイント特典
sssp://img.2ch.net/ico/anime_kuma01.gif
論じることの原点を心に刻んで
2014年9月13日(土)付
朝日新聞は、戦後に例がない大きな試練を自ら招いてしまいました。
一昨日、木村伊量(ただかず)社長が記者会見し、福島原発事故での「吉田調書」をめぐる誤報や、慰安婦報道での
間違った記事の撤回の遅れなどを謝罪しました。
「吉田調書」は、社説でも取り上げ、全面公開を求めました。その中で、誤報だった記事に基づいて「所員の9割が命令に
反して10キロ余り離れた別の原発に一時退避」や「所長の指示・命令が守られず」という表現を使いました。社説を担う
論説委員室として、読者や関係者の方々にかさねて深くおわびします。
また、慰安婦報道検証や、それについて論評した池上彰氏のコラム掲載見合わせも、重い問題だと受け止めています。
私たち論説委員は、社説などの欄で、あるべき社会の姿について主張をし、ときに人や組織を批判する役割を担っています。
しかし、その土台を大きく損なってしまいました。どんな主張をしても「お前にそれを言う資格があるのか」と厳しく問われる
からです。
私たちはその批判と誠実に向き合い、読者の信頼回復に努めなければならないと感じています。そのうえで、論じるべき
ことを論じるのは依然として自分たちの責務だと考えます。
■反証と異論に謙虚に
読者やほかのメディアから、たくさんの批判をいただきました。一番重く受け止めなければならない指摘の一つは「自分
たちの主張に都合の良いように事実を集めたのではないのか」だと思います。
続く