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政府が進める、成果に応じて賃金を支払い残業の概念がなくなる「新しい労働時間制度」について、
過労死、過労自死の被害者家族で作る「全国過労死を考える家族の会」の寺西笑子代表は1日、
東京都内で開かれたシンポジウムで「労働時間規制から適用除外されれば命は守れない」と懸念を表明、制度導入に反対した。
同制度を巡っては、第1次安倍政権でも同様制度の導入が検討されたが、
家族会などが「過労死促進だ」と批判し、政府は導入を断念している。
寺西会長は、連合が主催したシンポジウムで登壇。先の国会で過労死防止法が成立したことを画期的と評価する一方、
労働時間新制度に関し「成果を求められれば労働時間は際限がなくなり、過労死は増える」と訴えた。
連合の古賀伸明会長も「残業代ゼロではなく過労死をゼロにすべきだ」と話した。
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