14/07/02 21:56:41.76 x9pu7Ab90● BE:875259835-2BP(11000)
sssp://img.2ch.net/ico/002.gif
日本一の超高層ビル「あべのハルカス」が全面開業して約3カ月が経過した。
全面開業から3月31日までの25日間の来場者が1日当たり14万人強を集めていた当初の勢いは鈍化してきている。
1000万人の達成は76日目で、東京スカイツリータウン(59日目)を下回るペースだった。
あべのハルカスは地下5階。地上60階建てで、高さ300メートル。「ハルカス」というネーミングは
「心を晴れ晴れさせる」という意味の古語「晴るかす」に由来する。総事業費は1300億円で、12年8月には
横浜ランドマークタワー(296メートル)を抜き国内で最も高いビルとなった。14年3月に全面開業の運びとなった。
●苦戦のあべのハルカス近鉄本店
しかし、こうした狙いとは裏腹に、百貨店であるあべのハルカス近鉄本店は苦戦を強いられている。全面開業から5月末までに
974万人が訪れたが、15年2月期の年間来館者の目標は4500万人、1日当たり12万人なのに対して実績は同11万人で下振れした。
開業時の目新しさが薄れるとともに消費増税の影響もあり、客足は伸びなかった。
開業効果が薄れるにつれて、来客数は今後さらに落ち込むとみられているが、親会社の近鉄は売上目標を達成できなかった
近鉄百貨店の飯田圭児社長を更迭し、5月22日付けで高松啓二副社長を社長に昇格させた。新経営トップの喫緊の課題は、
ハルカス本店のテコ入れだ。同店の売上高は近鉄百貨店全体の売り上げの約33%を占めるだけに影響は大きい。
天王寺・阿倍野地区の1日の乗降客数は77万人で梅田地区の220万人の3分の1、難波・心斎橋地区の110万人にも大きく水を
あけられている。大阪ではここ数年、百貨店がひしめき合う梅田地区で三越伊勢丹やグランフロントが開業し、
商業施設の一極集中が加速している。開業効果が薄れれば、阿倍野はこれまでのように「通過点になってしまう」との指摘もある。
●第2の志摩スペイン村との懸念も
志摩スペイン村は、近鉄には喉に刺さった骨のようなものだ。期せずして、スペイン村への投資額と、
あべのハルカスへのそれがほぼ同額なこともあり、
市場関係者の間では「あべのハルカスは第2の志摩スペイン村になる」との懸念も広がっている。
URLリンク(biz-journal.jp)
URLリンク(biz-journal.jp)