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小保方氏ピンチ 「STAP研究費6億円」に捜査のメスも
理研の小保方晴子・研究ユニットリーダー(30)が、STAP細胞の検証実験に参加する可能性が出てきた。
小保方氏が検証実験に参加する場合、理研側は実験をビデオ監視するなど厳格に対処するという。だが、
専門家の間では「STAP細胞は存在しない」との見方が強い。
小保方氏は「STAP細胞はある」「200回以上、実験に成功」と不正を否定し続けているが、「クロ」が証明
されれば、年間6億円という研究費にもメスが入るとみられている。週刊誌は「小保方晴子『逮捕』の可能性」
「研究費年間6億円の使い途(みち)」などと報じはじめている。刑事罰に処される可能性はあるのだろうか。
■詐欺罪なら懲役10年以下
弁護士の長谷川裕雅氏が言う。
「最も考えられるのは、詐欺罪でしょう。詐欺罪なら10年以下の懲役です。ただ、立件のハードルは高い。
仮にSTAP細胞が存在しないと証明されても、だからといって直ちに詐欺にはなりません。確信犯的に研究費
をだまし取るつもりであったことを立証するのは難しい。STAP細胞はデタラメだと分かってやっていたことを
証明しなければなりません」
過去、研究者が詐欺罪で逮捕された例は少なくない。昨年には、東大教授が架空の研究費を請求し、
公金計2000万円以上をだまし取ったとして起訴されている。
「小保方氏の研究費については、目的外使用があったのか、なかったのか、第三者機関である理研の改革
委員会が調査中とみられています。もし、目的外使用が見つかれば、刑事事件に発展する可能性はあります」
(理研関係者)
新展開はあるか。
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