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STAP細胞:ネイチャーが論文撤回へ 研究成果白紙に
毎日新聞 2014年06月30日 11時04分(最終更新 06月30日 11時36分)
STAP細胞の論文不正問題で、英科学誌ネイチャーが関連論文2本を撤回する見通しであることが、
複数の関係者への取材で分かった。小保方(おぼかた)晴子・理化学研究所研究ユニットリーダーを
はじめとする著者たちは撤回に同意していた。「生物学の常識を覆す成果」として世界の注目を集めた
研究成果が、発表から5カ月あまりで科学的根拠を失うことになる。
論文が撤回されると、その研究成果は白紙となる。ただし、出版社や公的な科学論文のデータベースからは
削除されず、撤回時期や理由と共に公開され続ける。このため、論文撤回は研究者にとって避けたい不名誉な
対応とされる。
今年1月30日号のネイチャーに掲載された論文は、STAP細胞の作製方法などを示した主論文
「アーティクル」と、STAP細胞から作った幹細胞の性質などを分析した論文「レター」の2本。
理研調査委員会は4月1日、アーティクルの二つの画像に捏造(ねつぞう)や改ざんの不正があったと発表し、
理研が小保方氏ら著者に撤回を勧告していた。
レターについては理研の調査で不正認定をされなかったが、科学者の間で複数の疑義が浮上。
レターの責任著者の若山照彦・山梨大教授が撤回を呼び掛け、全著者が同意した。外部識者による
理研改革委員会はレターの徹底調査を求める提言をまとめているが、理研側は調査する意向は示していない。
一方、STAP細胞が存在したのかどうかを確認するため、理研発生・再生科学総合研究センター(CDB)は
現在、STAP細胞の検証実験を小保方氏の助言を受けながら進めている。今夏に中間報告をする予定。
また、小保方氏ら今回の論文発表にかかわった関係者の処分については、理研懲戒委員会が検討を
続けている。【八田浩輔、須田桃子】
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