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相馬郡医師会:52機関中49が鼻血増加を否定
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毎日新聞 2014年05月30日 11時39分(最終更新 05月30日 12時12分)
福島県相馬郡医師会は30日の自民党環境部会で、東京電力福島第1原発事故後に
鼻血の症状を訴える患者が増えたかを管内の医療機関に尋ねたアンケート結果を報告した。
回答した52医療機関のうち、49件は「増えていない」と回答。
残りの3件は、「増えた」あるいは「『鼻血の回数が増えた』と訴える患者がいた」と答えたが、
血小板が減るなどの放射線被ばくとの因果関係が疑われる診断結果はなかったという。
調査は、「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)の漫画「美味しんぼ」で
事故と鼻血を結び付ける描写が波紋を広げたことを受け、同部会が依頼。
今月下旬、相馬市▽南相馬市▽新地町▽飯舘村−−の
4市町村の66医療機関を対象に実施された。
また、4市町によると、2011〜13年度に実施した健康診断の受診者延べ
3万2110人の中には、事故前と比べ鼻血が出るようになったと訴える人はいなかったという。