14/05/22 18:31:40.86 88PwMqdq0 BE:984925692-PLT(13000) ポイント特典
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移民、ドイツを目指す
景気回復の途上にある欧州大陸のけん引車であるドイツは、移民先としての人気が急上昇し、
今では経済協力開発機構(OECD)諸国の中で外国人労働者にとって米国に次いで魅力的な国となった。
OECDが21日発表した統計によると、ドイツへの移民数は2012年に前年比40%近く増加した。
移民問題は、数日後に投票が行われる欧州議会選挙でも重要な争点となっている。
この統計は、ユーロ圏危機が欧州内外の労働者の動きに与えた劇的影響を示した。
12年にドイツに入った労働者の数は07年と比べ72%増の約40万人となり、一方で、危機の打撃を受けたスペインに入った人は60%、アイルランドは73%、それぞれ急減した。
URLリンク(si.wsj.net)
左:2012年の移民数/右:2007年と比べた2012年の移民数の増減
OECD移民部門のトーマス・リービヒ氏は、ドイツへの移民の増加について、
「OECDの主要加盟国ではこのような年ごとの急激な伸びはまれだ。誇張ではなく、ドイツへの移民ブームが起きていると明確に言える」と話した。
ドイツの好調な経済と力強い労働市場―3月の失業率は5.1%で、ユーロ圏平均の半分以下―を背景に、特にスペイン、ギリシャなど2桁台の失業率に悩む国から移民が群れをなしてドイツに向かっている。
ビザや労働許可を必要とせずにドイツに入れる他の欧州諸国の国民は全体の4分の3を占めている。
欧州連合(EU)では間もなく欧州議会選が行われ、一部の政党―ドイツの「ドイツのための選択肢(AfD)」や、
メルケル首相のキリスト教民主同盟(CDU)の姉妹党であるキリスト教社会同盟(CSU)など―はいわゆるベネフィット・ツーリズム(労働のためではなく社会保障給付金を得るための移民)や
住宅コストの上昇などを選挙戦での争点にしている。一部には住宅コスト高は移民の流入によるものだとの見方もある。