14/05/15 21:24:47.54 mRN+B5D+0 BE:645455701-PLT(13121) ポイント特典
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いささか旧聞に属するが、『正論』5月号に掲載された麗澤大学教授、八木秀次氏の
「憲法巡る両陛下のご発言公表への違和感」なる一文には、我が目を疑い、呆れ果てた人が多いようだ。
何しろ、天皇・皇后両陛下の昨年のお誕生日に際しての「お言葉」(宮内庁のホームページ参照)を、
名指しで批判しているのだから。
言うまでもなく、お誕生日のお言葉はそれぞれ両陛下ご自身が、ご用意なさる。
それも、全ての国民にお気持ちを伝える、一年のうちでほとんど唯一の機会として、
十分なご吟味・ご検討の上で、深い思し召しをもってご発表になるもの。
従って、国民としての嗜みが僅かでもあれば、心を澄まし、敬虔な慎みもって、そのご真意を拝そうとするのが、当然だ。
しかるに、八木氏は公然と「違和感」を表明。
しかもその理由は、驚くべきことに、両陛下の「お言葉」が安倍政権に楯突いているかのように“聞こえる”からーというのだ。
八木氏いわく、「両陛下のご発言が、安倍内閣が進めようとしている憲法改正への懸念の表明のように国民に受け止められかねない」と。
勿論、両陛下の「お言葉」には安倍政権への言及など、どこにもない。根も葉もない“言い掛かり”だ。
しかも立憲君主は、改めて述べる迄もなく、単に政権に都合の良いだけの“ロボット”では、決してない。
そんなことでは、政治的対立を超えた「国民統合の象徴」としての権威は到底、保ち得ない。
<中略>
更に彼は、こんな暴言も吐いている。「宮内庁のマネジメントはどうなっているのか」と。
両陛下が国民の為に御心を込めて用意されたお言葉に、あろうことか宮内庁の役人が勝手気儘に手を加えろ、と言い張っているのだ。
それも八木氏から見て、安倍政権に楯突いているかのような印象を与えるご発言を削除するために!
彼が主張しているのは、要するに、宮内庁は“両陛下をちゃんと管理しろ”“両陛下を黙らせろ”ということだ。不敬、不逞の極みと言う他ない。
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