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読売新聞(大阪)
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フェスゲ跡地にパチンコ店など提案…マルハン
大阪市の土地信託事業で経営破綻した遊園地「フェスティバルゲート」(大阪市浪
速区)の跡地開発を巡り、事業主体のパチンコチェーン「マルハン」が韓流テーマパ
ークの計画を見直し、未着工となっている問題で、同社がパチンコ店を含む商業施設
の建設を新たに市に申し出たことがわかった。市は当初、パチンコ店などの風俗営業
を禁じていたが、交渉決裂を懸念し、同社の提案を受け入れる方針だ。地元住民から
は「当初の約束とは違う」と戸惑いの声も上がった。
2004年に破綻したフェスティバルゲートを巡っては、跡地の開発計画が頓挫を
繰り返し、最終的に09年3月、マルハンが市交通局から約14億円で購入。市は売
買契約で事業実施期限を5年以内と定め、期限違反時の違約金(約4億4000万円)
のほか、周辺環境への配慮から「5年以内の風俗営業禁止」を盛り込んでいた。
マルハンは昨年、韓流テーマパークの建設を発表したものの、その後、日韓関係の
悪化を理由に計画を見直し、契約締結から5年となる今年3月を過ぎても建設工事に
着手しなかった。同社からは同月下旬、パチンコ店のほか、量販店や飲食店が入る商
業施設の新計画が寄せられたという。
市には当初、マルハンに違約金を要求する選択肢もあった。だが、違約金の支払い
を求めた場合、跡地再開発が白紙に戻ることを懸念したほか、パチンコ店以外の店舗
も入る新計画が「(周辺環境の配慮の面で)ぎりぎり容認できる内容」(市幹部)だ
ったことから、事業見直しを認めた。
市は7日、今年度末までに新施設が完成しなければ約4億8000万円の違約金を
求める契約を結び直した上で、マルハンの新計画を受け入れる方針を決定。しかし、
風俗営業禁止の延長はマルハンの合意が得られず、断念した。【以下ソース参照】
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