14/04/20 15:10:11.49 BAeSaSzy0 BE:194767121-PLT(14001) ポイント特典
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大阪市西成区のあいりん地区で高齢の生活保護受給者が農作業で汗を流している。NPO法人の支援実習だ。参加者がどんどん増えて畑は手狭になり、今月から大阪府柏原市に広大な農地を借りた。
収穫したニンジンやジャガイモでカレーを作り食卓を囲む。孤立していたお年寄りに笑顔が戻りつつある。【藤顕一郎】
NPO法人「ひと花センター」が西成区の補助を受け、昨年7月に始めた。日雇い労働者らが集まるあいりん地区に1人で暮らす65歳以上の受給者を対象に、農作業、清掃、料理教室などから選んで参加してもらう。
農作業は、あいりんの市有地の畑(120平方メートル)で野菜を育てている。ボランティアの岡井一郎さん(59)らの指導の下で週2回。多い時は約20人が集まるという。土入れ、苗作り、水やりをみんなで手分けし、
ジャガイモ、ニンジン、タマネギ、ナスなど10種以上の野菜を栽培している。
収穫した野菜は料理教室の食材にしたり、参加者が持ち帰って自炊に使ったりする。地域の祭りで地域住民らに販売することもある。時々、収穫したばかりの野菜でカレーなどを作り、みんなで一緒に食べる。
あいりんには土木、建築などの日雇い仕事ばかりしてきた人が多く、岡井さんらは当初、「畑作業をしに来る人がいるかな」と不安に思ったが、取り越し苦労だった。ケースワーカーからの紹介や口コミで
参加者は半年で約30人になり、畑のスペースが足りなくなった。畑の作業の見学者も増えている。
センターのスタッフが柏原市の知人に相談したところ、休眠している農園約3000平方メートルを貸してくれた。この農園での作業は今月11日から始まり、スタッフが参加者を車で送迎している。
今年度からは、あいりん以外に住む人でも参加できるようにした。区からの補助も増え、さらに多くの参加者を集めたいという。
区によると、あいりんには現在、約9000人の受給者が住む。人口約2万人のうち4割は高齢者で、大半が1人暮らしという。
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