14/04/15 22:25:32.39 SOFQ+vSp0 BE:123322212-PLT(13121) ポイント特典
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4月14日(ブルームバーグ):チューリヒ郊外でカードやキャンドルなどの販売店を経営するジャスミン・アイヒャーさんは、すでに唯一の正社員を解雇した。
店の経営を続けるためだ。もしスイスが5月18日の国民投票で世界最高水準の最低賃金を承認するなら、あとはもう店を閉めるしかないとアイヒャーさんは話す。
国民投票では時給22スイス・フラン(約2550円)、もしくは月4000フランの最低賃金基準設定の是非が問われる。スイス勤労者の約9割がすでにそれを上回る
報酬を得ているが、事業主側は初の全国的な最低賃金設定となればスイス全体で給与押し上げが起こると懸念している。通貨と購買力で調整すれば、
この水準は世界最高の最低賃金となる。
アイヒャーさんによれば、解雇した正社員には月3500フランを支払っていた。今は自分1人で1日10時間、週6日働いているという。国民投票で最低賃金が
認められれば、もっと安い賃金で手助けしてくれる人を雇う願いはかなわぬものとなる。「もちろん人々の稼ぎが十分でないことは分かるが、誰もが
月4000フランに相当する働きをしているわけではない。スイスの人たちはすでにかなり裕福だ」と述べる。
最低賃金の設定を積極的に支持しているのはスイス最大級の複数の労働組合。同国は物価が世界でも最も高い国・地域の一つであるため、
賃金にそれを反映すべきだと主張している。
調査会社gfs・ドット・ベルンが今月11日公表した調査によれば、有権者の52%が最低賃金案を拒否する可能性が大きい。別の調査会社レジェは
同じ割合の有権者がこの案に賛成しているとの調査結果を先月発表している。
URLリンク(www.bloomberg.co.jp)