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>>58
ルーピー小林。
(あすへの話題)「日本」は誰のもの 三菱ケミカルホールディングス社長 小林喜光
2014/3/31付 日本経済新聞 夕刊
URLリンク(www.nikkei.com)
日本の「再生」を考える時にも、このケネディ大統領的な「視座の転換」が大切ではないだろうか。
「日本は国民のために何をし、国民は日本のために何をすべきなのか」を考えるのはもちろん、
「日本は外国民のために何をし、外国民は日本のために一体何をしてくれるのか」という視座の
一大転換も重要だし、「日本は世界のために何ができるか、他国のために何ができるか、外国人の
ために何ができるか」と順に考えて行く必要もあるだろう。
いずれにせよ、「日本は日本国民のためだけにある」と考えるのは、この21世紀にふさわしくない。
日本の国民は、日本人としてのアイデンティティーをしっかり持つと同時に立派な世界市民でもある
べきだと思うし、日本は、外国の人にとっても「物心両面で大切な国」になるべきだと思うのだ。
難しい問いだが、答えを探ることが案外、「再生」への近道になるのかもしれない。