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今では「一家に一台」…家庭用たこ焼きで伝えるなにわの食文化 山岡金属工業「夢工房」
2013.12.2 10:38
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山岡金属工業が自社工場内に開設した「夢工房」で、家庭用たこ焼き器の変遷を紹介する佐藤勝彦館長＝大阪府守口市
家庭用たこ焼き器の「元祖」を掲げる大阪のメーカーが、調理器具の歴史を振り返る歴史館を開設している。「粉もん」
に象徴される大阪の食文化の変遷を伝える数々の品を展示する。
ガス式たこ焼き器の全国シェア９８％を誇る山岡金属工業（守口市）が工場内に開設した「夢工房」には、１９６０年代
に発売した家庭用ガス式たこ焼き器第１号や、お好み焼き用の鉄板などが並ぶ。
家庭用のたこ焼き器は、「たこ焼きは屋台で買うもの」という常識から、発売当初の売れ行きは芳しくなかったが、次第
に浸透。現在、関西でたこ焼き器は「一家に一台」といわれるほど。
夢工房の佐藤勝彦館長（７３）は「大阪の食卓には、いつもたこ焼きを囲む楽しげな家族の姿があった。なにわの食文化
と歴史を次世代に伝えたい」と話している。