13/09/17 21:38:29.16 QraFuPhQ0 BE:4247462677-PLT(12345) ポイント特典
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“土方歳三”が語る「冬の旅」
俳優・栗塚旭(くりづかあさひ)さんに初めて会ったのは、２０１１年１月。
京都のホテルのロビーだった。陽光の中、背筋を伸ばし、革ジャン姿でさっそうと歩む。
70歳を超えたと思えない美青年の面影。輝く声色、品格のある言葉遣い。
眼光も炯々(けいけい)としている。私たちはだれでも「先生」と呼ぶ訳でない。
そうせずにおけないオーラを感じた。
名を高めたのは65年のテレビドラマ「新選組血風録」だ。原作は司馬遼太郎の小説。
新選組副長の土方歳三を演じ、脚光を浴びる。血なまぐさい印象も強かった時代劇に人間味をもたらし、
若い女性の人気も得て、視聴率は30％を超えたそうだ。
その後、70年の「燃えよ剣」、81年の「いのち燃ゆ」などテレビや映画で土方を演じた。
芸を広げ、舞台にも進出。スターの名をほしいままに、京都を軸に活躍してきた。
会ったのは、出演交渉のためだ。シューベルトの歌曲集「冬の旅」の歌詞を、
あえて歌わず、語り、旋律はヴィオラ（ヴァイオリンより一回り大きい弦楽器）で奏でる異色の企画。
世界的ヴィオラ奏者・今井信子さんが長年、温めたプランだった。
いかそ
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