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米国では賛辞に交じって辛口評論も
【ニューヨーク=黒沢潤】米ヤンキースのイチローが21日、日米通算4千安打を達成したことについて、
米国では偉業をたたえる声とともに辛口の論評も目立った。
イチローがかつて所属したマリナーズはツイッター上で声明を出し、「(4千安打という)偉業達成は、
彼が優れた打者の1人であることを証明した」と最大限の賛辞を送った。マリナーズ時代の同僚、
ケン・グリフィー・ジュニア氏も、ヤンキースタジアムのバックスリーンにビデオ映像で登場し、「歴史的な1日」を祝福した。
ヤンキースのジラルディ監督も試合に先立つ20日、「私の野球人生を振り返ると、
少年時代も含めて4千安打はできなかった」とした上で「信じがたい偉業。その辺の打者とはワケが違う」と強調した。
一方、米スポーツ専門局ESPNは(電子版)は「イチローは4千安打で野球界最高位のレベルに到達した」と
たたえつつも、日本の記録との合算であることに「(米国では)議論もある」と指摘。
米誌スポーツ・イラストレーテッド(電子版)も「(メジャー通算)3千安打の実現は2015年になりそうだ」と述べ、
イチローが自身の偉大さを米国人に真に認めてもらうには、米国で3千安打を記録することが重要との見方を示した。
ただ、ヤンキースの同僚、ジーター遊撃手は「4千安打がたとえリトル・リーグの記録であれ、
今回の記録は“イチ”(イチローのニックネーム)がいかに安定して活躍をしてきたかを物語っている。
通常ではとても難しいことなんだ」とかばった。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)