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東証寄り付き、反落 一時下げ幅100円超 円99円台前半に上昇で
2013/7/23 9:17
23日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反落で始まった。下げ幅は100円を超える場面があり、
１万4500円台半ばから後半で推移している。円相場が１ドル＝99円台前半まで上昇したのが重荷で、
主力の輸出株は利益確定売りで総じて小安い。国内外で新たな手掛かりに乏しいことも、
積極的な買いを見送らせているもようだ。トヨタも反落している。
前日の米株式市場でダウ工業株30種平均は１ドル高と小動きだった。量的金融緩和策の長期化観測などが支えになったものの、
米マクドナルドが大幅に下落するなど、主要企業の決算内容はハイテクから内需まで市場の高い期待に届かない例が目立つ。
東京市場でも模様眺め気分を誘う一因となっている。
21日投開票の参院選では自民党など与党が勝利し、衆参の「ねじれ」が解消されることになった。
前日は、政策遂行のスピードが上がるとの見方から海外投資家などによる買いが入る場面もあったが、
きょうは現時点で積極的な買いは特に目立っていない。
東証株価指数（ＴＯＰＩＸ）も反落している。
東電や電通、ソフトバンク、三井住友ＦＧ、任天堂に売りが先行。佐渡沖の石油・天然ガス試掘で埋蔵が確認できなかったことを受け、
海洋掘削が売り気配で始まった。半面、車用鋼板の値上げ合意が伝わった新日鉄住金が採算改善期待から堅調。ソニーも小高い。
〔日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ）〕
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