13/03/23 21:33:13.23 EYjDpR190 BE:3487764285-PLT(12001) ポイント特典
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今回のWBCでは前回日本と決勝戦で戦った韓国が1次ラウンドで敗退した。これを受けてネットには韓国代表を、
そして韓国を揶揄するようなコメントが溢れた。そのようなコメントは毎度のことなのだが、あらためて日本の
スポーツファンが韓国のスポーツファンに似てきているんじゃないかと思った。
1980年代末に僕が韓国に留学していた頃、同じ家に下宿していた韓国人学生たちは休みの日になるとテレビの
前に集まり、熱心にスポーツ中継を見ていた。特に盛り上がるのは韓国代表や韓国人選手の国際試合、しかも
相手が日本代表や日本人選手との試合だった。
日本が優勢だったり勝ったりすると、日本の選手を罵り、逆に韓国が勝つと得意満面で「韓国に負けて悔しく
ないか」と聞いてくる。こちらが平然として、「試合に負けたのは残念だが、相手がどこの国かは関係ない」と言うと、
釈然としない表情を浮かべる。韓国に日本が負けたことを悔しがることを期待しているのである。スポーツ試合に
限らず、どんな分野であれ、日本に勝ちたいという空気が80年代末の韓国には満ちていた。
一方、当時の日本はどうだったかと言うと、韓国を特別意識する人はあまりいなかったように思うし、多くの人に
とってスポーツで韓国に負けることは試合に負けること以上の意味はなかった。日本と韓国では相手国に対する
感情や関心にかなりの温度差があり、それは日韓のスポーツ試合観戦での態度にも如実に表れていた。
ところが今日では、日本人にも韓国戦だけは冷静になれない人が増えているように感じるのである。実際、
今回のWBCで韓国が早々と敗退した時、快哉を叫びながらも、興味が半減した人は少なくなかったのでは
ないだろうか。
彼らにとっては、決勝で日本が韓国を下して優勝するすことが最高の展開なわけだが、それが潰えてしまった
のだから。かつてアンチ巨人が巨人なしではプロ野球で盛り上がれなかったのと同様、アンチ韓国も韓国なし
ではスポーツ国際大会で盛り上がれないのである。
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