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中学受験偏差値ランク関西編 保護者もビックリ「手厚い指導」で実績
関西の難関中学へ高い合格率を誇る進学塾「希（のぞみ）学園」の最新偏差値ランキングをもとに２０１３年入試の
傾向を本紙で徹底分析した。試験直前の現段階で最も気がかりなのは、実はランクには現れない受験生自身の心理。
せっかく収集した情報を本番で生かすためにはどうすればよいか。ピリピリする子供への接し方を含めた必勝法を
受験のプロが伝授する。
難関校受験専門のスーパーエリート塾として名高い希学園の最新偏差値をもとに、本紙で有名中学の上位校を
抽出したランクを作成した＝表。
頂点はやはり、名門の灘だ。希学園の小畑啓一渉外部長は「灘は不動の存在。他校に抜かれる要因はない」とみている。
２０１２年大学入試の合格者は東大が９８人、京大３４人など、圧倒的な実績を誇る。上位校のほか、中堅校や新興勢力も
ほぼ例年通りの位置に落ち着いている。
そんななか首都圏同様、「面倒見がよい」と評判の学校が人気を高めているようだ。希学園での注目株は大阪桐蔭と
神戸の須磨学園。大阪桐蔭は、「予備校に通う暇もないほど学校で勉強している」と保護者が驚くほど手厚い指導を行っている。
「中学に入ってすぐに意気込みのある子は珍しい。大阪桐蔭では『そんな子こそ大歓迎』と、徹底した指導で実績を上げている。
また、須磨学園は保護者の質問を担任の先生が気軽に受け付けて返答するなど、風通しのよさが好評。
校内での子供の様子が分かるため、親は安心できる」（小畑氏）
こうした面倒見のよさを最大限に発揮するのは、やはり家庭の環境だ。特にテストの直前、さらに試験期間中は
受験生本人だけでなく家族の緊張感もピークに達する。とりわけ子供たちは母親の感情を敏感に察知するという。
「子供と一番接する機会が多いのはお母さん。試験の結果に一喜一憂することなくどっしり構えてほしい。
特に男の子はお母さんの顔色をうかがうもの。また、受験をめぐる出所がはっきりしない情報には要注意。
間違った情報によってわが子の不安をさらにかき立てる危険がある」（同）
（>>2以降に続く）
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