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在日の生き方白熱討論…青年会35周年「ウリミレ祝祭」
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通称名廃止で社会変革迫る
もう一つのディベートテーマは、古くて新しい「在日と名前」の問題。
神奈川本部の鄭榮誠会長が「明日から通称名を廃止します」を「マニフェスト」として掲げ、「子どもたちに私たちと同じ不愉快な思いをさせてもいいのか」と問題提起した。
反対派は仕事上や就職時のリスクを挙げながら、「リターンがないのに踏み切れるのか」と述べた。
賛成派が日立就職差別裁判の判例をもとに「国籍差別は違法」と主張しても「強者の論理」と譲らなかった。
リスクだけでなく、通称名になじみ、愛着を持つという3世らしい声も根強かった。
このほか、本名を名乗るにしても社会の環境が整っていないという発言も多かった。
これに対して賛成派は、「在日55万人が本名に変われば社会そのものが変わる。リスクは55万人で背負う」と提起すると、会場全体から大きな拍手があがった。「本名で生きられない社会をいつまで続けるのか。次の世代に負の遺産を引き継ぐのか」という意見も。
投票結果は賛成55票で反対44票を上回った。無効は3票だった。