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安倍氏再び首相に 副総理に麻生氏起用へ
2012年12月17日 07:50 カテゴリー：政治
自民党の安倍晋三総裁は１６日夜、党本部で「（国民は）自民党が期待に応えていくか、厳しい目で見ている。戦いはこれからだ」と語った。
安倍氏は一両日中に公明党の山口那津男代表と会談し、連立政権への参加を正式に申し入れる。
自公は衆院で３分の２以上の勢力を確保。憲法の規定により、参院で否決された法案を衆院で再可決でき、国会運営の主導権を握る。
ただ、参院では自公の議席が過半数に届かない「国会のねじれ」状態が続くため、
政策ごとに他党と協力関係を築く「パーシャル（部分）連合」で乗り切る考え。石破茂幹事長は「謙虚に他党にお願いする」と述べた。
閣僚・党役員人事で安倍氏は、副総理に麻生太郎元首相を起用する方針を固めた。官房長官は側近の菅義偉元総務相を軸に調整しており、
石破氏は幹事長続投の意向。また、民間人や女性を積極登用する方針で、党内にジャーナリストの桜井よしこ氏の入閣を求める声もある。
公明党には閣僚１枠を振り分ける方向。
安倍氏は、２６日にも召集される特別国会で新首相に指名され、組閣に着手する。
２００６年９月に首相に就任した安倍氏は、体調不良もあり１年で辞任した。
一度退陣した首相の再登板は、戦後では吉田茂氏以来、２人目となる。
新政権は当面、デフレ脱却、円高是正などに力点を置き、名目３％以上の経済成長達成を目指す。
また、１４年春予定の消費税引き上げ時期について安倍氏は１６日、「デフレを脱却できる状況にあるか、
来年秋に総合判断して決める」と含みを持たせた。
安倍氏が意欲を示す憲法改正や集団的自衛権行使に向けた法整備は実現へのハードルが高く、公明党も難色を示している。
衆院選の争点の一つとなった原発再稼働は、公約で「３年以内の結論を目指す」としているが、加速する可能性もある。
＝2012/12/17付 西日本新聞朝刊＝
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162 名前: コラット(愛知県) Mail: 投稿日: 2012/12/17(月) 09:19:01.18 ID: XzMHRjvP0