12/11/30 01:33:14.81 T/CiqYo10 BE:427311623-PLT(12001) ポイント特典
sssp://img.2ch.net/ico/hare.gif
車を運転中に事故を起こした堺市の高齢の男性が裁判所からの罰金の略式命令に従わず、刑務所に留置されたことについて「認知症のため心神喪失の状態だったのに留置は違法だ」として、国に賠償を求める訴えを大阪地方裁判所に起こしました。
提訴したのは堺市美原区に住む82歳の男性です。
訴えによりますと、男性は去年3月、大阪・狭山市で車を運転中に物損事故を起こし、道路交通法違反の罪で裁判所から罰金25万円の略式命令を受けましたが、罰金を支払わなかったため大阪刑務所の労役場に50日間、留置されました。
これについて、男性側は「認知症のため略式命令が理解できないなど心神喪失の状態だったのに留置されたのは違法だ」と主張して、国に慰謝料など330万円の賠償を求めています。
提訴について大阪地方検察庁堺支部の徳久正支部長は「手続きは適正だったと考えている」としています。
男性の弁護団によりますと、別の窃盗事件の裁判では、28日、大阪地方裁判所堺支部が81歳の女性の被告が認知症であることを理由に審理を停止する決定したということです。
弁護団は「刑事司法の手続きの中で認知症が見過ごされ、不当な扱いを受けているケースは表面化しにくく、実際には多いのではないか」と指摘しています。
URLリンク(www.nhk.or.jp)