12/11/16 15:57:17.72 spGCbaBGP BE:3115628249-PLT(12000) ポイント特典
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(前略)
―確かに、ウォークマンは時代を大きく変えた製品だった。だが、ウォークマンを生み出したソニーは今、革新的な製品を出せない苦しみの中にあるとの指摘は多い。
Dyson氏 ソニーは素晴らしい技術を進化させてきたと、私は捉えている。
電子書籍端末や、デジタル・カメラに入っている撮像素子、電池など素晴らしいものを挙げると切がない。消費者の期待に応える製品も少なくない。
だが、競争環境が厳しい。例えば、電子書籍端末では米Amazon.com社と競争しなければならない。同社は端末単体で利益を上げることが目的ではないので、端末だけで勝負するメーカーは厳しい。
ゲーム分野における米Microsoft社のXboxとの競争関係もそうだ。それに加えて、ソニーは東日本大震災やタイの洪水の影響も大きく受けた。
ソニーは再び素晴らしい企業に戻ると私は考える。かつての盛田昭夫さんのように、企業のトップがビジョンを持って会社を正しい方向に引っ張っていけるかどうかに懸かっている。
まあ、それ以上に、ソニーのような企業にとって、実は常に「コピーされる」ということが大きな問題だ。
―特許侵害まがいの行為ということか。
Dyson氏 コピーされることで、企業間の正しい競争が阻害される。資金をかけて技術を開発し、生産に移し、そして成功を収めるという、
リスクをとって技術を進化させるプロセスが破壊されてしまう。この問題はソニーだけでなく、東芝やパナソニックにとっても同様だ。
韓国のA社やB社など*のコピー行為が続くと、技術開発で先行している企業は開発する意義を見い出せなくなり、発明意欲をなくしてしまう。
*Dyson氏は具体的な社名を挙げていた。
Dyson氏 コピーを得意とするメーカーは、コピーすることでメーカー間の競争が促進されると主張する。この考えは、根本的に間違っている。特許は進化を奨励するものだ。
司法がきちんと特許を守るようにすることで、後発のメーカーは自らのアイデアで他の技術を開発しなければならず、結果的に技術開発の促進につながる。
技術進化がいろいろなところで生じると、消費者にとって製品の選択肢が増える。これこそ、消費者にとっての本当の選択肢といえる。「コピーは泥棒だ」という認識が薄い社会は問題だ。
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