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NHKの受信料は年1万5000円。
スカパー!の視聴料金はよくばりパックで年6万円。
民放の受信料は無料、に見える。
しかし実際には広告料という形で間接的に支払っているわけで、2007年に電通が発表した媒体別広告費によれば、テレビ広告費は約2兆円。
これを5000万世帯で割れば、民放の受信料は4万円ということになる。
しかもこれは間接的に支払っている金額であって、商品やサービスを購入する直接の負担額は遥かに大きい。
たとえばパチンコの市場規模は年間30兆円。
広告費に占めるテレビの割合は28.5%なので、一世帯あたりの直接負担は17万円にもなる。
パチンコ以外にも、ギャンブルや健康食品(エコナ含む)に使った金はドブに捨てたのも同じなので、各自計算してほしい。
そしてCMを機会損失と考えると、負担額はもっと大きくなる。
年間の平均テレビ視聴時間は1460時間、放送時間に占めるCMの割合を18%とすると、年間のCM視聴時間は289時間。
時給を600円とすると、実に1人あたり17万3400円の機会損失が発生している。