12/09/25 08:14:49.52 32h81v5l0 BE:1306708782-PLT(12337) ポイント特典
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世界市場から日本製の家電が姿を消してしまう-。こんな日が永遠にこないことを心から願っていた。
しかし、世界は着実にその日に向かって進んでいる。
1980~90年代、少年期の大半を海外で過ごした私は、日本人であることがこんなにも誇り高い
のかと、日々の生活で強く感じたことを今でも鮮明に覚えている。
当時、世界は日本製品であふれていた。車、バイク、テレビ、ステレオ、携帯電話、冷蔵庫、洗濯機、
身の回りの何もかもが日本製品だった。日本に住んでいれば、当たり前のことかもしれないが、
海外に住む日本人にとって、それは何よりの誇りだった。
駐在員は自信に満ちあふれ、日の丸を背負って世界を相手に戦う父親世代は、子供たちの憧れの
存在ですらあった。そこに韓国や中国、台湾企業の姿はない。たまにちらつく欧米勢ですら小さな
存在に見えた。
「向かうところ、敵なし」。日本企業からはそんな声さえ聞こえてきそうなほど日本製品は無敵だった。
あれから20年以上が経過し、世界は様変わりしてしまった。テレビはブラウン管から液晶に変わり、
韓国勢に主役の座を奪われた。パソコンは、中国のレノボ、台湾のエイサー(Acer)とアスース
(ASUS)に、いつの間にか抜かれてしまった。冷蔵庫や洗濯機といった白物家電も世界では
中国ハイアール(Haier)が首位。世界市場から孤立してしまった日本製携帯電話に関しては、
スマートフォン(高機能携帯電話)に変わったこと以前の問題だ。
ほんの10年前、誰が台湾製のパソコンが世界を席巻する日が来ると予測できただろうか。誰が
韓国製のテレビや携帯電話がトップシェアを取ると予測できただろうか。
中間層は韓・中・台に取られ、富裕層は欧米に取られる。そんな構図が世界中で出来上がりつつ
ある。国内市場においても、近い将来、そんな構図が出来上がるだろう。
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>>2に続く