12/09/16 12:58:35.72 vsbZgJQf0 BE:2450079465-PLT(12331) ポイント特典
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★振り込め詐欺…英国ではありえない 成人した子どもにお金を与えていないか?
前年比2割減、3割減は当たり前。「年収崩壊」とまでいわれるこの時代、幸せに生きるにはどうすれば
いいか。お手本は成熟社会の代名詞イギリスにあった。
イギリス人は、子どもとのつながりは生まれてから18年と割り切っています。子どもは基本的に18歳に
なったら家を出て、友達とルームシェアをしたりしながら独立して暮らします。
大学に進むにしても、学資ローンを自分で借りて細々と返し続けます。驚いたのは、先日、19歳の子が
両親と食事に行ったところに居合わせたのですが、その子は伝票を取って親の分も食事代を支払うのです。
日本人は逆に、子どもとの関係は死ぬまで一生続くと考えます。子どもがいくつになっても、たとえば帰省
費用がないといえば親がすぐに出してあげます。その延長上にあるのが振り込め詐欺。イギリスでは
ありえない犯罪です。「そんなこと、自分で責任をとれ」と電話を切られておしまいです。
ところが、最近つくづく思うのは、ドライに見えるイギリス人の家族関係のほうが日本人よりもよほど
親密ではないかということです。印象的なのは、イギリスの子どもは自分の家のことを細部までよく
知っているということです。
初めての家を訪問すると、小さい子どもが「この棚は、お父さんがこういう釘の打ち方をしてつくった
んだ。だからこういうふうに動くんだよ」と自慢げに説明したり、リフォームする前の写真を持ってきて
見せてくれたりするのです。
なぜそうなるのかというと、日曜大工で建具を取り付けるときや修理をするとき、親は極力、子どもたちに
手伝わせるようにしているからです。そういう家族としての共通体験をイギリス人は非常に大切にします。
子どもと接する期間は18年だけ。そう思うからこそ、イギリスの父親たちは夜の食卓に間に合うよう
大急ぎで家へ帰ります。18歳で家を出るかどうかはともかく、子どもが子ども時代を過ごすのはほんの
短い期間にすぎません。その間に濃密な共通体験を積み重ねていなければ、家族の関係は希薄化します。
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