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東京への核兵器シミュレイションは20xx年5月31日午前8時00分と仮定した。爆心地は永田町国会議事堂付近。
12ktの核爆弾が東京で地面爆発する場合、致死率90%地域は着弾地点を中心として半径約2.5kmになる。これがすなわちグラウンドゼロである。
グラウンドゼロは千代田区のほぼ全域と港区の半分、新宿区、中央区の一部を含んだ範囲となる。
日本の政官財の中心である、永田町、霞が関、丸の内を含んだこの地域が壊滅すれば、日本の中枢機能は一瞬にして停止することになる。
季節によって、またその日の気象条件によって、南向きになるか北向きになるかの差はあるが基本的に東京上空では西から東へと風が吹いている。
通常、放射能汚染は爆心地を中心に同心円状に広がると考えられがtだが、実際には風の影響を強く受けて爆心地の東側へ細長く広がっていくことになる。
だから今回のシミュレイションのように東京永田町付近が爆心地になる場合、風向きによっては、浦安や舟橋方面に汚染地域が広がる可能性は十分にある。
逆に、新宿以西の人口密集地域にはほとんど影響を及ぼさない。
被害者に関する統計は核爆弾投下後、30日と15時間以内に現れた結果を合計したものだ。
東京の場合、約10万人が爆弾投下直後に死亡する。これが第1次死亡者である。
核爆発以後生ずる放射能汚染は、風に乗って周辺地域へ拡散(Fall Out)する。シミュレイションでは、風が南東の方向に吹いている。
その結果、強い放射能や火事と酸素欠乏により約32万人が核兵器以後30日以内に命を落とす。これが第2次の死亡者となる。
さらに、30日以内に死には至らないが、放射能に被曝する人は、約39万人である。
39万人のうち、少なくとも10%は1年以内、20%は2年以内に死亡し、少なくとも50%は10年以内に深刻な身体的障害を発症するというのが一般的な臨床データだ。
結局、シミュレイションに現れた、12ktの核兵器による攻撃で東京の第1次被害者は全部で約15万人、第2次被害者が約66万人であり、全体被害者は合計、約81万人になる。
『ウォー・シミュレイション 北朝鮮が暴発する日』 マイケル・ユー デクスター・イングラム