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統一教会:創始者・文鮮明氏が死去 霊感商法など問題化も
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毎日新聞 2012年09月03日 11時13分（最終更新 09月03日 12時47分）
【ソウル西脇真一】世界基督教統一神霊協会（統一教会）の創始者、文鮮明（ムン・ソンミョン）総裁が３日未明、
肺炎などの合併症で韓国・京畿道の病院で死去した。９２歳だった。
教会などによると、現在の北朝鮮の平安北道（ピョンアンプクド）に生まれた。早稲田大付属早稲田高等工学校を卒業。
イエス・キリストの霊に啓示を受けたとして、４６年に平壌で宣教活動を開始。朝鮮戦争（５０～５３年）で南へ逃れ、
５４年にソウルで統一教会を設立した。５８年には日本でも宣教を開始。また、世界を共産主義から守るとして６８年に「国際勝共連合」を創設した。
一方で、９１年に訪朝し故金日成（キム・イルソン）主席と会談するなど、北朝鮮ともパイプがあった。
また、韓国では高校などの教育機関や新聞社、病院、リゾートなどさまざまな事業を展開。１９４カ国に拠点があり信者は３００万人といわれる。
日本では８０年以降、教会が絡むいわゆる霊感商法や、文総裁の組み合わせによる大規模な合同結婚式などが社会問題化した。
文総裁は先月初め、風邪をこじらせ体調が悪化していたという。