12/08/27 01:55:39.32 1vEzBhHdi
>>564
平安時代までの神道はどっちかっていうと姓のグルーピングに使われてて
宗教性も国家帰属性も薄かったんだよね
たまに歴史に登場しても託宣なんか垂れたり
氏の長者のかわりに天皇家に仕えますっていう役目追わされてたりする程度
荘園蓄積も少なかったし庶民の信奉は専ら観音の方に向いてて
はっきり言って各姓ごとの一族会みたいな感じだった
庶民にとって神道が身近になったのは江戸時代に現世利益が浸透して以降だね
檀家制度と宗門改が導入されて仏神のすみわけが起こった
中世からあった職業賤民差別が江戸時代に至って
安定した身分制度が必要になり宗教を介して固定化したんだと思う