12/07/03 10:23:21.17 P8HCb0GV0 BE:506739762-PLT(12008) ポイント特典
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山梨県薬剤師不足、県内からのUターンも進まず
山梨日日新聞(6月29日付)によると、山梨県内の病院や薬局が、薬剤師の確保に
頭を悩ませている。もともと県内で就職を希望する新卒者が少ないことに加え、大学の
薬学部が4年制から6年制に移行した影響で、卒業生が極端に少ない2年の空白期間が
生まれたことが、薬剤師不足に拍車を掛けていると報じた。
医師の処方箋をもとに薬剤師が薬を出す「医薬分業」が進み、薬剤師の需要は増加
傾向。病院や薬局は学生の獲得に必死だが、有効な手だてがないのが実情だ。
18人の薬剤師が勤務している甲府・県立中央病院。薬品の管理や医師に対する
処方箋の助言など、薬剤師に求められる業務は増えているといい、薬剤部の担当者は
「理想を言えば各病棟に1人ずつ、今より10人近い増員が必要だ」と話す。
同病院はホームページに採用案内を出して薬剤師を募集し、本年度は新卒者を含む
2人を採用した。卒業生が少ない空白期間の影響で、例年よりも受験者が減ったという。
担当者は「人数を増やすためには長期的に計画しなければならない。現状では、今の
態勢で何とかやりくりするしかない」とため息をつく。
県内には、1年生だけが通う昭和大富士吉田校舎を除き、薬学部がある大学はない。
県薬剤師会によると、薬剤師の国家試験に合格した新卒者には例年、県内出身者が
数十人いるという。だが、同会の広瀬康男事務局長は「医薬分業が進み、薬剤師の
需要は増えているが、首都圏や大学周辺で就職する人が多く、山梨にUターンする
県出身の新卒者は少ない」と話す。
さらに、薬学部の6年制への移行が薬剤師不足に拍車を掛けた。2006年4月の入学生から
4年制から6年制となり、卒業生が極端に少ない空白期間が発生。10、11両年の卒業生は
留年者など少数に限られ、県内の病院や企業は厳しい採用活動を強いられている。
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