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「気品ある日本兵の姿を」 インド人監督がインパール作戦題材にメガホン
【ニューデリー=岩田智雄】インド人の映画監督が今秋、第2次世界大戦で
日本軍が大敗を喫したインパール作戦の激戦地、インド北東部マニプール州で、
おじの日本兵の足跡をたどる女性を主人公にした映画を制作する。気品にあふれた真の日本兵
の姿を伝え、現地の人々の記憶に残るエピソードを紹介したいという。
メガホンをとるのは、モーヘン・ナオレム氏(34)。「マイ・ジャパニーズ・ニース」(私の日本人のめい)と
題された作品では、インパール作戦で戦った日本兵のめい「アサダ」が戦後、現地を訪れる。
すると、おじが夢の中である村を訪ねるようアサダに呼びかける。
そこでアサダは、日本兵らが残した数々のメモや日記を発見する。
日本軍は1944年のインパール作戦で、連合国側の中国への補給路を断とうとしたが、
多くの戦死者を出した。現地で取材中のナオレム氏は産経新聞の取材に
「マニプール州の人々には日本人とともに戦った記憶がある。日本は今も多彩な援助をしてくれており、
日本人に親愛の情を示したいと思っていた」と答えた。
ただ、「日本兵の記憶が徐々に人々から失われている」といい、
「まだ知られていない話を集めて映画で伝えたかった」と撮影にかける思いを吐露した。
また、「欧米では日本兵の残虐行為や犯罪に関する話が書き立てられているが、
日本兵はもっとも気品があり親切な心を持った人々だった」としている。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)