12/06/20 16:53:26.08 4vLwIJqZ0 BE:1470047292-PLT(12001) ポイント特典
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6月10日に大阪・東心斎橋で通り魔事件を起こし、2人を殺害して逮捕された礒飛京三容疑者(36)。
臨床心理士の矢幡洋氏によれば反社会性の人格障害(パーソナリティ障害)の傾向が見受けられるという。
一方で、通り魔のような事件が起きて、犯人の精神疾患が取り沙汰されると、まったく関係のない
患者たちが差別や偏見にさらされてしまうという問題がある。元警視庁科学捜査研究所の研究員で、
現在は法政大学で教鞭をとる越智啓太教授の解説。
「たとえばうつ病患者に自殺願望を持つ人は少なくないが、他人を巻き込むということになると、
最も多いのが一家心中。もちろんそれも悲惨な事例ですが、自分の欲望や利益のために殺人を
するといった自己中心的な行動に出ることはほとんどありません」
さらに、精神科医の片田珠美氏は心の病と犯罪について、こんな言い方をした。
「精神科などのクリニックに通院している人は、周囲も本人も病気であるという認識を持っていることが多く、
薬物・精神療法で病状をコントロールしていますし、重い統合失調症等で日常生活を送るのが難しいと
判断された患者さんは長期の入院生活を余儀なくされる。無差別大量殺人のような特殊な犯罪を
精神疾患だけで説明しようとするのは無理なんです。犯罪は様々な要因が重なり合って起こるもので、
心の病気だけで犯罪が引き起こされるわけではないということをわかってほしい」
(>>2に続く)
※週刊ポスト2012年6月29日号
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