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<放射性ヨウ素>福島・浪江の内部被ばく「低い」 弘前大
毎日新聞 1月12日(土)0時10分配信
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弘前大被ばく医療総合研究所(青森県弘前市)は11日、東京電力福島第1原発事故から数カ月後に検査を受けた福島県浪江町の町民2393人のデータを基に、
放射性ヨウ素による甲状腺の内部被ばく量は推定で最大4.6ミリシーベルトだったと発表した。
国際原子力機関が健康被害を防ぐために定めた安定ヨウ素剤の服用基準(50ミリシーベルト)より低く、健康への影響は小さいという。
半減期が8日と短い放射性ヨウ素の初期被ばくは実測データが乏しく、同研究所の床次眞司(とこなみ・しんじ)教授は
「初期被ばくの実態が分からなかった多くの町民の健康管理に生かす手がかりになる」としている。
検査はホールボディーカウンターを使って11年7~8月に実施。放射性セシウムが検出された399人について、同4月時点で放射性ヨウ素を直接測定した町民ら62人のデータから、
摂取されたヨウ素とセシウムの比率を算定。放射性ヨウ素による内部被ばくの積算線量を0.2~4.6ミリシーベルトと推定した。